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巨人が弱い理由見~つけた

バッテリーコーチの指導に間違いあり!?

今日はセ・パ交流戦初戦。しかもロッテは唐川先発ということで楽しみにしながら見ていた…が、巨人先発の高橋尚が早々とロッテ打線の狙い撃ちに遭い、一方的なゲームになるかと思いきや、唐川まで完璧に攻略されてしまい、終わってみれば11-12で巨人の大逆転勝ち……はっきり言って、笑っちゃうようなゲームになってしまった。

そんな中で、なぜ巨人が勝てないのかを如実に表した場面があり、これは是非とも記録しておくべきだと思った。

それが、3回裏ロッテ攻撃の場面…2アウト2・3塁、バッターはオーティス。カウント2-1から捕手の阿部が要求したボールがスライダーか、カーブ。それをものの見事に左中間にタイムリーを打たれた瞬間(その1球)!

高橋尚に代わった越智投手は、球威あるストレートとフォークで2人の打者を討ち取っていた。しかも、オーティスもストレートとフォークで2-1まで追い込んでおり、完全に討ち取れるペースだった。ところが、そこで要求したボールがその日初めて投じた曲がらないカーブ?スライダー?だった。

…これだけなら単なる捕手阿部の責任と思えるだろう。普通ならストレートかフォークを指示するのが当然のリードだからだ。しかし、同じ打たれるにしても過去の阿部のリードであれば、ストレートを指示して打たれているシーンであり、まだ1度も投げてない球種を要求するなど阿部らしくないリードミスなのだ。

知っての通り、ストレートとフォークの腕の振りは同じで、違いはボールの握りだけ。だがスライダーとカーブは、ボールの握りも違う上に何より腕の振り方・抜き方も違う…この日の越智投手はストレートも走っており、フォークのコントロールも抜群に良かった。だから、ノーアウトからのリリーフで2アウト・2-1まで漕ぎ付けられたのだ。もし、本来の阿部のリードなら間違いなく走っているストレートか、三振狙いのフォークを要求したはずで、投手の調子を重視するリードが信条の阿部らしくない要求だったと見てとれた。

これは阿部自身のリードではなく、おそらくバッテリーコーチが指導した配球・リードのはずで、目先を変える配球ではあるが、ずいぶんと投手の特性を無視した配球だ!

今回の越智投手は、ボールの緩急を縦の変化でつけるタイプの投手であり、球威あるストレートとフォークでバッターを討ち取る言わば「上原タイプ」の選手。まだ経験が浅いため、上原のような丁寧なコントロールには欠けるが、今の上原より球威のある投手なのだ。

阿部はそういった投手の個性を充分考慮しており、過去打たれた場面を思い出して貰えば分かるが、投手の特性に合ってないボールを要求して打たれたシーンはほとんどない。球威のないコントロール型の投手にストレートを指示して打たれるシーンは山ほどあったが、その場合、大抵投手がコントロールに苦しんだ挙句の仕方のないストレート要求で、今回のような投手の個性を無視したリードはほとんどなかった。

突き詰めてしまうと、同じタイプの投手 (=巨人の場合、ほとんどが球威で押す投手) しか用意してこなかった球団の責任になるが、ホームベースのサイドを広く使う軟投派が補強したグライシンガーくらいしかいない今の巨人の投手陣に、今回のような配球を要求すること自体、土台ムリがある。

…阿部のリードがおかしいと長いこと思っていたが、今回のシーンを見て、【このムチャな配球を教え込んだバッテリーコーチの責任大】だと気付かされた!

ここ数年、巨人生え抜きのコーチング・スタッフの人材不足には目を覆いたくなる状態だったが、投手コーチの尾花氏、ヘッドコーチの伊原氏の招聘で多少マシになったと思っていた。だが、捕手のリードと守備を担当するバッテリーコーチばかりは、さすがに補えない状態であるらしい。捕手のリードは確かに大事だが、その基底はあくまで 【投手の特性を生かせるか否か】 に懸かっているモノ。投手陣の好投と噛み合わない打線はまだしも、投手の特性に合わないボールを要求しているようでは勝てなくて当り前!

プレーをするのは選手…ただでさえ機動力ゼロで残塁の山を築いている攻撃陣に、投手の個性に合ってないボールを要求しなければならないとあっては、噛み合わないのも当然だし、おまけに、若手の手本であるはずのベテラン陣が足を引っ張ってる現状では勝つこと自体が異常だろう。今日はたまたま勝てたが、これも大量点を取ったロッテ首脳陣が不調の唐川を長く引っ張りすぎたおかげであり、逆に唐川でなければ、ロッテ得意の継投策で逃げ切れたはず。

巨人が現状に陥ったそもそもの原因は、3・4年前の原→堀内への不可解な監督交代劇の際、将来有望なコーチとなるべき人材を平気で打ち捨てたおかしなフロントのせいである……今の巨人こそ、フロント (球団社長とか) にチーム強化を理解する知識あるプロ野球経験者を登用すべきである。

野球を「戦争」に置き換えるなら、現場は軍隊であり、フロントは元帥府である。元帥府が軍事に疎い者で構成されていては戦争に勝てる訳がない!藤田元司さんが生きていれば、その任に最適な人材であったと想われるが、それも今では詮無いこと……原監督が将来その任に就ける唯一の人材だが、彼に代わる監督も今の巨人にはいない。

不幸なことだが、巨人が現状に至った原因は巨人自体にある。当面は尾花・伊原両氏のように、外部から優秀なコーチを招聘するしか手はないだろうが、そのためには少なくとも、今いるフロント陣の大幅改革が最優先事項となる。

一時凌ぎの人材登用に走るような風潮を打破すること…これが巨人を強くする道であるはず!

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