ユーロ2008…トルコ対クロアチア戦コラム
≪チャンスを決められないと…これぞサッカーの怖さ≫
……PK戦でクロアチア敗戦……今でも信じられない思いだ!
若返りを成功させ、予選ではドイツを競り負かし3連勝でB組1位。トルコMF・DF陣の厳しいプレスにてこずりながらも、惜しいシュートを放っていたのは圧倒的にクロアチア。それだけに「まさか…」といえる敗退。
トルコの見事な「マンマーク対応・プレスDF」に、持ち味の連携攻撃が思うように仕掛けられなかったのが最大の敗因なんだろうが、詰まるところ、【決定機を外しているとこうなる】という顕著なゲームになってしまった……ただし、少なからずトルコに対して自分たちが格上意識を持っていたのも確かで、連携を高い位置で潰しに来るトルコに対し、悪い意味でじっくり行き過ぎたのも否めない。
本来クロアチアは、中盤からの早いパス繋ぎで相手連携を分散させ、鋭い切り込みやセンタリングで得点を取るという基本的な現代サッカースタイルのチーム。高さに強い分、「僅かに動きが遅く見える大型のアルゼンチン」だと個人的に思っている。だから、今の日本などお手本にすべき好例のチームだと言えるだろう。もちろん、個々のキープ力や技術力・体力・高さへの対応力もあるので、その点でまだ日本とは力差はあるが…(…過去、ワールドカップ予選で0-1で破れたが、当時も点差以上の力差があり)
★ただし、今回のゲームでどこの誰もがお手本にすべきは、トルコの素晴らしい「3点間ディフェンス」だ!…クロアチア選手がボールを持った途端、左右斜め前方へのパスコースを中盤2人で塞ぎながら、正面のパスコースを3人目(…DF)がキッチリ潰していた。しかも、前の2人が素早くボール保持者との間を詰めてくるので、クロアチア選手たちは左右への大きな切替えパスも出せず、後ろに戻されるシーンが多かった。
クロアチアがもう少し縦の攻撃を多様できたら、もっとトルコDFを切り崩せたかもしれない!(…ドイツ・オランダなど、この点がクロアチアを上回っている部分だが、それもある意味「両刃の剣」なので、必ずしも正解とは言えない…)
だが、こんな技術的・戦術的事象などより、両チームが見せてくれたこの一戦は、「間違いなく素晴らしい×100倍」のゲームだった!!…何はなくとも、こんなゲームを見せてくれる「ユーロ」という大会に感謝したい!!…特に負けはしたが、つい10年ほど前までユーゴ内戦で苦しんでいた(…実際は今も停戦状態…)クロアチアの選手たちには本当に頭の下がる思いでならない!
※『日本がこの域に達するのはまだまだ先なんだろうか!?』…こう感じさせられるほど見事な、そして本当に素晴らしいゲームだった!!!
(…ドイツ・ワールドカップ直前のドイツとのテストマッチで、2得点した後ガチガチになって即効で2失点した選手たちには酷な要求だろうが、技術面に関しては、もう大きな開きがないのも確か。あとは、駒野・加地くんの両サイドバックに代わる若い人材の起用…川口・楢崎くんに代わる若いGKの台頭…FWに限らず、ワンタッチで枠内に蹴れる若い人材の発掘…中村俊輔や松井大輔のように、もっと海外で常時ゲームに出れる選手の登場を期待したい!……それ以前に、本当の意味での「日本のサッカー・スタイル」ができてくれれば良いんだけど…ガンバレ日本人選手たち!!!)



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