第69回皐月賞こぼれ話
≪史上最大の期待ハズレ≫
ロジユニヴァースの不可解な大敗……
『 これでロジユニヴァースがダービーを勝ったらとてつもない演出なんだろうが、レースから1日経った今でも敗因不明である以上、ダービーの結果で判断するしかないだろう。 』という声が、ブログやインターネットの中で流布している。
ただし、これは精一杯の「競馬ファンの思いやり」であるのは誰もが認識しているだろう…なぜなら、みんなの本音は『 北京オリンピックの星野采配に匹敵する期待ハズレ 』のレース内容に愕然としていることの裏返しだからだ……みんな競馬が大好きだから不満を押し殺しているのだ!
…ちなみに私の競馬仲間は、全員が皐月賞で痛い目に遭った!
★画家の克ちゃん、地方公務員の雄ちゃん、年金オヤジの信二さん、文筆家の恵ちゃん等々……みんながみんなロジユニヴァース1・2着固定、あるいはアンライバルドとの1・2着絡みの馬券にこれ以上ない金銭をブチ込んで勝負していた。
…画家の克ちゃんなど、普段は堅い馬など買わない人だけによっぽど悔しかったのだろう。皐月賞のVTRを何十回と見直しながら、『 …何度見直しても負けた理由が分かんねぇなあ?…ノリの位置取りも問題ないし、馬体だって言われるほど悪くないし、いくらハイペースだと言っても目標にしているリーチザクラウンすら交わせてないのはどう見ても解せない? 』と言っては、いつまでもロジユニヴァース1着固定3連単馬券を握りしめていた……そこには2・3着フォーメーションで「4と15」の馬番がしっかり入っており、完敗した私などより何百倍も悔しいのが痛いほど伝わってきた。
…文筆家の恵ちゃんはもっと露骨・辛辣で、『 こんな負け方してる馬が日本ダービーを勝てる訳ないだろ。きっと、ここまで無傷だったのは主催者の策略だったんだ!…おかしいとは思ったんだ。何でこんな強い馬が半端なG1すら勝ったことのない萩原厩舎にいるのかってね!…ちょっと競馬を知ってる人間だったら、誰だっててっきり横山典に悲願のダービーを獲らせるために用意されたとしか思わないだろう! 』と言い放ったほど。
おそらく、この恵ちゃんの言い分がほとんどの競馬ファンの思いだろう。馬はもちろん関西厩舎・騎手に好き放題やられまくっている関東厩舎・騎手にとっては、シンボリルドルフ以来久々に頼れる強さを持った馬の登場だったのだから……
※仮にこの後の日本ダービーをロジユニヴァースが勝ったとしてみよう……一体、誰がレースが公正に行なわれているなどと思うだろうか!
アンライバルドに先着するだけでも「?」が付くのに、ここまで無様な姿をさらした馬と騎手と調教師が巻返しなどしたらそれこそ「ヤラセ」丸出しである!…三浦くんや福永くんに勝たせたりするのとはレースの価値も重みも別格なのが日本ダービーとジャパンカップである。そんな大事なレースを「あとで後ろ指差されるような勝ち方」で制するなど競馬ファンは望んではいないのだ!
★負けて悔しいの思いは競馬である以上当り前のこと……これは誰もが重々承知しているのだが、それまで完璧で非の打ち所のない馬が、掲示板どころか8着入線すら逃すなど過去に例がないだけにショックは計り知れない。
…実際に地方公務員の雄ちゃんは、『 今年のクラシックはもう買わないよ。だって何を信用して良いか分かんねぇじゃん!…競馬が宝くじと同じなら、まだtotoBIGとかロト6とか買った方がマシ。当たった時の配当が桁違いだからね! 』と述べ、もう競馬は当分買わないと言い切った。ここで「競馬歴10年選手」が一人減った訳だ!
…年金オヤジの信二さんなど、『 こんな競馬されちゃ競馬にお金を使う人は激減するだろうね。信頼とか信用できる材料のないモノに投資する奴なんかいないからね。これじゃエンロンだとかリーマンブラザースだとかの破綻と一緒!……しかし、まあ横山典はひどい扱いだね。理由は分からんがこれって8割方厩舎の責任だろうし、いまだに敗戦理由が分からないなんてプロの調教師じゃないね萩原は!…良かったよ、あんまり金賭けてなくって… 』と、苦笑いしながら溜息混じりに話すばかりだった。
★私にとっても、今年の皐月賞は生涯忘れられないレースになるだろう。ただし、これまで感じていた競馬に対する面白さや奥の深さとは違って、最低・最悪の苦い思い出としてだ!
横山典くん…引いては関東所属の彼以下の騎手( ほぼ全員 )が如何にアスリートとしての技量がないかを証明した代表例として、また、関東所属の厩舎全部が如何に調教師としての技量がないかを証明した代表例としてだ!
こんな内容のレースを見せられて、誰が『 競馬は楽しいからみんなもやろう。 』などと言えるだろうか…逆に、『 競馬は平気で「ヤラセ」が横行するのを推理するゲームだよ。 』と紹介した方がまだ誰もが納得するのではないか!?
※これまで私は、関東競馬界の再興を願って勝ち負けを度外視して応援してきた部分があった。
この意識は、関西が嫌いだとか、関西のレースは面白くないからということではない。根本では厩舎や騎手に大きな差があると思ってない私は、いつの日か再び関東馬が関西馬を打ち破る日がやって来て、本当の意味での全国的な凌ぎ合いや好レースが見られることを期待していたからだ!…しかし、どうやら間違っていたようである…
「とても勝てそうもない馬が勝つのが競馬である」というのはまだ説明がつけられる。格下レース( G2戦以下全て )は、元々力差がないために展開や個々の馬の調子で結果が変わるのは当然だからだ。
しかし、負ける理由の見つからない馬がとてもありえない負け方をするのには、必ず誰でも分かるそれ相応の理由がないとならない。なぜなら、今回の皐月賞のように既に各馬の力量がある程度明確な中で行なわれるレースでは、負けるにしても最低限の力差が生じているはず。まして圧倒的な人気馬がその最低限の基準( 私は出走賞金の与えられる8着以内だと思っていた )すら果たせなかった理由が分からないでは、地方公務員の雄ちゃんのように競馬そのものに疑問を感じる人が増え、引いては競馬自体が廃れてしまうからだ!…まるで現在の相撲のようにだ!
競馬ファンを一気に意気消沈させたロジユニヴァースの不可解な大敗。これは「 競馬史に残る不様この上ない最大の汚点 」であると認識せざるを得ない!
…とりあえず近々で心配なのは、今週のフローラSにおいて「果たしてレッドディザイアとハナ差を演じたワイドサファイアは大丈夫だろうか?」ということ。馬主はさておき、血統・牧場( 社台ファーム )・厩舎( 藤原英 )・予定騎手( 岩田康 )において最も非の打ち所がないのが同馬だと見ているから……果てさて結末は如何に?!
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コメント
貴方の予想はとても勉強になります。それに面白い。
今は3連単競馬なので、少額で取り返しできるので、気長に僕は戦っています。
昨年の共同通信杯はお見事でした。その時からこのblogに嵌まっています。
携帯から継続して見る唯一の競馬blogです。
投稿: ショウ | 2009年4月22日 (水) 21時09分