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第71回桜花賞(G1) 予想コラム(診断編)

人気馬上位9頭の診断

1、エーシンハーバー【55.0・藤岡健・武 豊】…【あって複勝圏!】

フィリーズレビュー5番人気3着で権利獲り成功。この結果だけで比較するなら当レース勝ち馬フレンチカクタスには勝てない計算が立つだろう。

しかし、昨年ダービーとマイルCSを伏兵で持っていった「エイシン系」馬主なのが怖いところで、正直な話、そこだけが唯一好走の拠り所といえる。

ここからは私の推測……ダービーは内田博、マイルCSは岩田康であったことから考えると今回の武豊騎乗はベテランにはなったが、その分勝ち目からは遠ざかったと思わざるを得ない。なぜなら、近年では騎手自身が若手(武豊より年下)、もしくはまだ大きな所(クラシックG1など)を勝ってないその他のベテランに馬を回している・回されている帰来があるからだ。ましてや、何よりの不安点が藤岡健厩舎の管理馬であり、いわば、「エイシン・エーシン系の番手以下馬の配属先厩舎」なのが大きな不安要素だろう。

2、スピードリッパー【55.0.鹿戸雄・蛯 名】…【関連馬の好走が好走条件!】

1勝馬ながら安定した成績を保っており、過去の桜花賞でも2着したシーズトウショウに酷似している存在といえるだろう。

しかし、同馬の鞍上が前走のままであれば信頼できたのだが、どう診ても北村宏⇒横山典⇒蛯名とあっては良くて3番手までとしか思えない。つまり、付属馬の付属的立場にあるのではとても大きな期待は懸けられないだろう。

3.ダンスファンタジア【55.0・藤沢和・横山典】…【人気の割りに安定度低い!】

クラストゥス⇒横山典というのは今回に関しては鞍上弱化とはいえない。なぜなら、他も全員が日本人騎手なので横山典なら充分通用できる騎手レベルに下がっているからだ。

しかし、勝つか馬券対象外かの両極端が同馬の成績面における特徴であり、これはことクラシックG1においては不利であると言わざるを得ない。まして、いくら先輩とはいえどもクイーンCで休養明けだったフレンチカクタスに、しかも元(今も)所属騎手の騎乗なのに先着されているようでは信頼度は低いと判断せざるを得ない。

ダンスインザムードの仔だけに親子制覇の期待は懸かるが、平等に比較してもさすがに勝つまでには至らないだろう。

4、ドナウブルー【55.0・石 坂・福 永】…【まず抽選通ってからの話!】

怖い、怖い存在なのが同馬である。なぜなら鞍上が福永だからだ。

たしかに対戦成績から比較するとスピードリッパー程度と見なせるのだが、如何せん鞍上が福永とあってはそんな比較など全てひっくり返してしまう操作が加えられる可能性があるからだ。

もしここにレーヴディソールがいたら必勝であったことは誰もが承知のこと。それだけに本来なら乗り馬不在であるのが普通の騎手であるのに、抽選対象なのにこれだけの馬がまだ残っている・残しておかれる騎手の半端ない恵まれ度が怖いのだ。とはいえ、全ては抽選を通ってからのことなのだが……

5、トレンドハンター【55.0・松田博・岩田康】…【全てを負かすなら同馬?】

初芝が重賞勝ちという期待値ばかりが目に付く同馬。鞍上技量も1・2位なのは間違いないし、おそらくホエールキャプチャ・マルセリーナと人気を3分するだろう。

しかし、同馬にも不安がない訳ではない。それが生産牧場がホエールキャプチャと同じであることと厩舎がマルセリーナと同じであることだ。特に同厩舎たるマルセリーナの鞍上たる安藤勝との駆け引きをどう判断するかが難しいところ。

ただし、他の2頭とはローテ的に間が空いてない分で優位とも思えるだけに、同厩舎の社台系生産馬を負かせるかも知れない。

6、ハブルバブル【55.0・池江寿・藤 田】…【一応複勝対象馬?】

まだ3走しか経験してないのにフラワーCで2着確保は立派なもの。それだけに伸びしろもある反面、フラワーCのレベルが低かった場合は複勝圏内も厳しくなるかもしれない。そうでなくても池江寿厩舎なのに藤田起用なのは、彼しか空いてなかったというのは明白であり、トレンドハンターが好走した場合の付属馬と考えるのが妥当だろう。

もし期待するとしたら、藤田が一か撥かの乗り方をした場合のみではないだろうか。

7、フレンチカクタス【55.0・大 竹・北村宏】…【援護の有無でどこまで!】

今年の牝馬トライアルは、レーヴディソールとの戦いを避けた他の有力牝馬のおかげで、レベル的にはフィリーズレビューが一番高かったといえる。その勝ち馬であるからには立派な桜花賞候補といえるだろう。だが、同馬の問題となるのは新興厩舎&北村宏のコンビであることだろう。

ただし、これ以上の不安はないといえばそれまでだが、近年のトップクラス騎手の動向を考えた場合、ここで同馬に戴冠を譲るということは充分に考えられるところ。言い換えれば、もし人情競馬(ヤラセではない心情的なアシスト)があるとすれば、おそらく引退する手前まで2度とクラシック勝ちのチャンスなど回ってこない鞍上のために競馬学校・厩舎・主催者の合意が成り立つのが同馬…という意味である。

クイーンCでホエールキャプチャに敗れているが、当時の同馬は休養明けなのに1番人気だった藤沢和厩舎のダンスファンタジアに先着しているのである。これはそれまでの北村宏であれば考えられないこと。何しろ師匠厩舎馬に先着したのだから…!

しかしながら、もちろん北村宏一人の技量ではとても勝つ競馬などできる訳がないので、同馬の関しては一体誰が・どこの厩舎がアシストに回ってくれるのかが大きな勝利条件となるだろう。

8、ホエールキャプチャ【55.0・田中清・池 添】…【1番人気なら危険?】

最強牝馬レーヴディソールに半馬身差まで迫ったが同馬。当然ながらレーヴが居なくなった以上は上位人気になるのは間違いない。

しかし、クイーンCから桜花賞直行というローテには正直疑念を持たざるを得ない。たしかに騎手に関しても特に問題はないし、そのクイーンCでフレンチカクタスやダンスファンタジアたちを敗っているので実力上位であるのは認めるのだが、如何せん過去にこのローテで結果を出した馬を私は記憶しておらず、どうしても不安の方が高くなってしまうのだ。

歴史を積み重ねるクラシック戦線の中で同馬が勝つことによってまた新しい歴史が刻まれるかもしれないが、もし人気が被るようなら疑って診るのも一考だろう。

9、マルセリーナ【55.0・松田博・安藤勝】…【エルフィンS以来がどう出る?】

牧場は社台F。厩舎は松田博。鞍上は安藤勝……これでチューリップ賞を勝っていれば大本命になっていただろう。

しかし、不幸なことに同馬はエルフィンS以降にレースを使っていない不安が残る。たしかに2戦目のシンザン記念でドナウブルーに先着するという能力の高さを見せているが、順調さが求められるクラシック戦線においてはやはり不利と言わざるを得ない。

同厩舎であるトレンドハンターとの兼ね合いとローテ的な不安もあるだけに、いくら安藤勝騎乗といえどもさすがに必勝とまでは……

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