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第28回 フェアリーステークス(G3) 結果コラム

一過性と展望と期待

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1着…トーセンベニザクラ【 54.0・柴 崎・津 村 】
2着…マイネエポナ   【 54.0・斎藤誠・吉田隼 】
3着…ダイワミストレス 【 54.0・菊 沢・北村宏 】
4着…オメガハートランド【 54.0・ 堀 ・福 永 】
5着…チェリーメドゥーサ【 54.0・小 西・田 辺 】

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1~5着の中で後々期待できる馬になるかもしれないのは2頭…1番人気4着だったオメガハートランドと3着だったダイワミストレスである。

オメガハートランドの場合、今回の敗戦によって今後の評価はいくらか下がることになるが、これは中山コースという特殊な小回りが招いた不運と言え、主戦鞍上が関西騎手というのは気に入らないものの実力的には今回のメンバーでは上位にいると判断できるだろう。

ただし、今回の敗戦によって失ったものある。それは「オークスはまだしも、桜花賞ではさすがに勝ち負けできる存在には成れない」ということだ。

そんなの当然のことと思われるだろうが、ところが案外厩舎側はこの馬に期待を懸けていたと推察できる事柄がある。それは、福永祐一をデビュー戦から起用している点である。

周知のように、牡馬クラシックではものの役にも立たない騎手である福永祐一だが、こと牝馬に関してはどんなことでもやらせてもらえる大きな利点を持っている。それは、彼が本物の天才だった福永洋一の息子で、過去に父親から多くの恩恵・恩情を受けた馬主やマスコミ関係者をたくさん抱えていることに起因する。

”アスリート”としての騎手技量は好評すべき点を何一つ持ってないが、彼には武豊でも勝てない「父親が作ってくれた競馬界とマスコミのつながり=ネタを提供できる生まれつきの好環境」を持っている。このことは日本競馬界の中では特筆した利点であり、日本で競馬をする限りデットーリでも勝てないかもしれない。【 デットーリの方が彼など相手にしてないだろうが…騎乗を一目見ればデットーリなら相手になるかどうか判るから! 】

つまり、本当に持っている騎手技量は大したことがないので後々種牡馬となって生産界に貢献せねばならない牡馬は彼に任せられないのである。牡馬の場合、勝つことで後の種牡馬としての評価が下されるからだ。だからこそ、「牝馬の福永祐一」と評されるほど牝馬だけは好きに勝たせてもらえるのである。【 過去に同じく「牝馬の河内」などと評された河内調教師の場合、馬に恵まれなかった東高西低時代の不幸な立場として評されたが、福永祐一の場合、「大事な牡馬を任せられない技量不足」を評されてのものであり、同じ表現でも意味合いが正反対 】

ただし、この不文律も昨年リーディングになったことでぶち壊されるかもしれない。リーディング騎手が牡馬クラシック未勝利というのは中央競馬の恥とする主催者が出走騎手に徒党を組ませて勝たせるかもしれないからだ。【 ただし、そうなると日本の騎手界はもうお終いと言うことになるだろう。騎手とは技量ではなく、みんなで団結してレースを行っている徒党集団と化すからだ…私が死ぬまでに一度で良いから「祐一の技量のお陰で勝った馬」というのを見てみたい気がする。…ただそれこそ、騎手という本来アスリートたる仕事が高速道路を走るドライバーと同レベルになった瞬間かもしれないが… 】

したがって、そもそも牝馬ならどんなことでもヤラかすことのできる中央競馬の牝馬限定戦の傾向や体質(=ブエナビスタが3冠牝馬じゃないこと…幸や蛯名が3冠牝馬ジョッキーになれること…)からしても、昨年の最高勝率厩舎たる堀調教師がデビューから福永祐一を起用しているオメガハートランドは今後の牝馬重賞戦線で好走できる騎手的条件を持っていると言えるだろう。【 ただし、ジョワドヴィーブルに福永祐一は乗るだろうから、その時に誰を起用するかが問題だが 】

一方、ダイワミストレスの場合は今後の期待ありと言えども付帯条件が付いてくる。それは、マイル戦では物足りない存在になると推察できた点にある。それを証明したのが今回の3着であり、いくらこの日の騎乗に精彩を欠いていた北村宏だったと言え、マイネエポナに負けたのは距離性の限界を表したもの以外に理由がつかないからだ。

したがって、ダイワミストレスが今後大成するためには「距離を選んで走らせる」という条件が付くと推察するのである。

なお、北村宏くん個人については特に悪評すべき点はない。北村宏という騎手を評価するなら、「田中勝よりも勝ち負けできる騎手としての感性には欠けるが、柴田善のように人気並み・人気以上に人気薄を走らせることのできる騎手=掲示板圏内で走らせることのできる複勝馬券向き騎手」と言えるだろう。それも、藤沢和厩舎の所属だったおかげで今に到っていると考えていれば間違いないだろう。

中央競馬の騎手界は、福永祐一のように圧倒的な親の恩恵で呆れるほど勝たせてもらえる異質な騎手と親が競馬関係者というだけで騎手になっている者は論外として、普通は北村宏・熊沢・後藤・和田・石橋脩・藤岡佑・吉田隼・秋山レベルに落ち着くものである。

つまり、中央競馬の騎手(=正確には競馬学校出の騎手)が当面目指すべき騎手の対象となるのが上記の者たちであり、そのレベルを如何に突破するか、もしくは一気に突き抜けられるかが一流騎手になるための基準となるだろう。

現在のところ、ここを突破していると推察できるのが松岡・川田・浜中の3騎手であり、昨年活躍した田辺・川須の2騎手が当落線上にいると言えるだろう。

とりあえず新しい騎手が参入してくる春先まではこの当落線上の騎手の活躍は期待できるが、彼らの将来性が決まるのはその先からの結果に懸かってくる。田辺・川須には是非とも頑張って欲しいものである。【 三浦のようにすぐに馬脚を現すような行動・言動には注意してもらいたい…特に若い川須くんにはそう願うばかり! 】

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