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2009年12月 1日 (火)

騎手の技量向上のために…競馬コラム

世代交代の期待と不安

今年のジャパンカップではウオッカが勝った。だが、これは今後の騎手界にとって、大きな分岐点を示したものといえるだろう。なぜなら、これまで数々の記録を作ってきた武豊を降ろして出た結果だからだ。

では、なぜこれが大きな分岐点になるといえるのか・・・

それは、中央競馬における騎手という職業が、如何に多く徒党を組んで行われてきたかを証明し、かつ、そこからちゃんとした実力世界(アスリートとしての騎手の存在)に移行しようと苦悩しているのかを如実に表したからだ。

武豊は今でもそうだが、競馬学校出の中で一番上手い騎手である。しかし、彼ですらまだまだ世界では通用しないことを今回の騎乗変更がはっきり証明してしまった。

しかも、展開や鞍上を万全で臨んだにも関わらず、危うくオウケンブルースリの内田博に差されそうになったのだ。

つまり、ルメールで臨みながらギリギリの勝利であるからには、変更がなければ誤魔化しようもない負け方になっていた可能性が大きかったということだ。

はっきり言うが、先日のウオッカのゴール板(決勝線)は一体どこに設定されてたのか疑わざるを得ない。判定結果と逆の馬単を持っていた人は、悔やんでも悔やみきれないだろう。

たしかにウオッカは、牝馬初のダービー馬ということでファンの多い馬であり、当然ながらJRAへの貢献度も一番高い馬である。だが、鞍上にルメールという万全を期し、デムーロには大外枠に配置させて凡走をさせ、あまつさえ武豊にすら先導役をさせるという状況でありながら、どう見ても差されたとしか思えないほど能力に翳りが見えていたのは否めない。

そもそも、四位を降ろした時点でその能力を疑わねばならない存在であったといえ、だからこそ、昨年のヴィクトリアマイルで駄馬の後塵を浴びてしまったのだろう。

まして、微妙な判定は昨年の秋天に続いて2度目のこと。

だからこそこれ以上ブザマな姿をさらす訳にもいかず、鼻出血という名目で早々に有馬記念不出走・引退を飾るしかないのだろう。

マスコミなどでは、武豊の衰えを唱える者もいくらかいるがこれは間違いである。

競馬学校出だけでレースをすれば、武豊に勝る者など誰もいないだろう。同じ2年連続ダービージョッキーという四位ですら及ばないのだ。だからウオッカを降ろされたのだ。

喩えるなら、日本の競馬学校とはサッカー日本代表に酷似しているといえる。馬の能力では勝負できても、騎手個人の実力では世界に通用しないからだ!

サッカーでいえば、馬の能力とは戦術や戦略(ゲームにおける攻撃やDFの在り方)では通用しても、個々の技量では海外の一流選手の足元にも及ばないから負けるのだ!

FWなんか気にせずに、DF力の高い選手を養成できるようになればまだ勝ち目もあると思うが、未だに神戸のFWとかを先発起用していているのではベスト4などお笑い草でしかない。

競馬では天才・三浦くんがいい例である。本当に天才であるなら、2年目の重賞勝ちが前年と同じなどという訳がない。だから私は、彼は福永と同じだというのである。

また、そんな恵まれた子の割を食っているのが、それまで恩恵を受けて勝っていた中堅ベテラン騎手たちであり、後藤などモロに勝星どころか連対率までも下げている状況にある。彼も恵まれくんだったという証明だ。(…木刀持って、騎手の縦社会を守った功労者だが、所詮技量的には吉田豊に劣る者なのだ)

先日、小中学生のポニーレースが行われたが、あれこそがJRAが騎手に苦悩している証拠である。

これまで騎手の息子たちを大勢ジョッキーとしてきたが、とても世界に通用する本物のアスリートジョッキーを育成することができてない。だからこそ、一般に騎手界を開放して、より技量の高い者を呼び込もうとしているのだ。

では、どうすれば実際のレースで好走できる騎手を作り出すことができるかだが、ただ周りを意識しながら乗るだけなら歴代の鬼教官でも良いだろうが、それではただ周りを意識してバランス良く乗る騎手しか生まれない。

如何に多くの実戦を経験させられるかが全てといえるのが騎手であるなら、見習のうちから地方競馬に出張させるとかして、より実戦に近い形を経験させ、それを的確に指導できる教官が必要だろう。

つまり、一緒に乗って指導できる騎乗技術の高い教官を配置せよということだ。

その役ができるとすれば、現役騎手を除けば数人しかいないが、岡部幸雄、柴田政人、的場均、そして問題は多々あるが田原成貴くらいの技量の持ち主にお願いするしかないだろう。

調教師などではとても大成する訳がないのだから、彼らに実戦教官をさせることができれば、今の元騎手教官よりは何百倍も上手くなるはずだ。なにより、生徒たちの態度自体が変わる。2流騎手上がりの指導など誰もありがたがる訳がないからだ。

教官の1流化を図ること。これがとっかかりになるはず!(…これもサッカーに似ているかもしれない。ただし、サッカーの場合、監督よりもコーチにそんな人材を多く持てればの話だが・・・一度もWCに出れなかった世代がコ-チでは土台ムリがある。頭デッカチは頭でしか思考できないのは当然だからだ。だから、宮本が日本代表のDFになれるのだろう。・・・頭が良いのは認めるが、基本的な体力で劣っていては話にならないことに早く気付いて欲しいと思うばかり。もちろん、ゴンもカズも同様だ。彼らの仕事は一般の選手や子供たちにサッカーの魅力を伝えるという大役がある・できるのだ。いつまでも現役とかいって、所属チームに迷惑を懸けてる場合じゃないのに!これは予断でした・・・

以上!

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2009年11月 6日 (金)

巨人対日本ハム 日本シリーズ2009第5戦コラム

監督意識が分けた明暗

日本シリーズ第5戦・・・結果、3-2でジャイアンツのサヨナラ勝ちとなったこのゲーム。一言で評すると、【監督の意識の差】が勝敗を決めたと言えるだろう。

それを象徴するのが8回裏の攻防にある・・・

この回から大好投の藤井に代わって、梨田監督がマウンドに送ったのは建山・・・

これがリーグ戦であってももちろんだが、誰が考えてもここはセットアッパー金森の投入が当然だったはず。

案の定、建山は代打イ・スンヨプに死球を与え、代走鈴木に一か八かの盗塁を決められ、建山に代わった林の2塁牽制悪投で3塁に進まれ、代打大道に切羽詰った前進守備のギリギリを抜かれるタイムリーを打たれて同点となってしまった。

確かに金森は、第4戦でラミレスに打たれており好調とは言えないかもしれない。だが、ジャイアンツが代打を使ってくるのは常識の場面である以上、ここで金森を投入しなかったのは采配ミスと論じられても仕方ない。

第4戦で解説者だった武田氏が【なぜ選手を出し惜しみするのか…】と語っていたように、梨田監督は短期決戦における選手起用に疎いとしか言い様がない。

結局、第5戦でもその意識の低さがモロに出た形であり、決着の呼び水となった9回裏先頭打者5番亀井にホームランを打たれた後も、武田久の元に声を掛けることすらしなかった。

本人は打つ手をすべて打ったつもりだろうが、見るものがちゃんと見ると【スキだらけの采配】でしかない。結果を呼び込む事前の手配が甘いのだ。

打つ手をすべて打って負けた好例は、クライマックス・シリーズで4点差をひっくり返された福盛の逆転満塁サヨナラホームランくらいだろう。

正直、ここまでの対戦を冷静に振り返ってみると、日本ハムの方がしっかりと「野球をしている」雰囲気が充蔓している・・・

確かに日本ハム側にタイムリーはあまり出てないが、もしタイムリーが出ていれば第4戦のような完勝ゲームになりそうな状況を日本ハムの方が圧倒的に作っているのは誰もが認識できるだろう。

その点から観ても、第5戦は【あきらかにリーグ戦対応でしか戦ってない監督の采配】が明暗を分けたといえる。まるで、北京オリンピックの監督のような固定観念に頼った甘い采配としか感じられない。

幸いまだ2戦あるが、このままの監督意識では到底シリーズ制覇は厳しいと言わざるを得ない。何よりこのままジャイアンツに敗れてしまっては、日本ハムの選手の気持ちが堪ったものではない。ジャイアンツ打線とほぼ互角に渉りあっている日本ハム打線といい、第5戦の藤井といい、第2戦のダルビッシュといい、先発投手陣も予想以上の活躍をし、相変わらずジャイアンツの右打者は左投手の攻略ができてないのだ。負けた気など全然湧かないだろう。

…昨年、西武の渡辺監督が岸の連投を指示したように、好調な選手の起用だけでなく、危険になる前に手を打つことを施すべきだろう。勝ちたかったら・・・

いい加減、リーグ戦の踏襲に拘るのは愚の骨頂であることを悟って欲しい。間抜けは、オリンピックだけで沢山だ!

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2009年9月14日 (月)

第417回toto 結果コラム

J1対象回 第25節 J2対象回 第39節
開 催 日 09月12日(土)・13日(日)

結果一覧≫ …的中は赤表示
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minitotoA=【 1~5 】→ ≪・2・0・・0≫
minitotoB=【 6~10 】→ ≪・0・2・1≫
toto 該当…【 11~13 】→ ≪0・2・0≫
toto不該当…【外1~外5】→ ≪・2≫
totoGOAL3=【2・4・5】
【 1 】清 水 対 大 宮 → ≪3-2≫
【 3 】千 葉 対 新 潟 → ≪1-
【 6 】広 島 対 横浜M → ≪1-0≫
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【対戦カード】( 結果勝点・得失点 )
☆=互角 ★=展開次第 ▲=両極端 ○=負け恥 ◎=鉄板
…≪ 得点予想 → 勝敗予想 ≫…【 結 果 】
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【 1 】 清 水(勝点43+12) 対 大 宮(勝点30-5)
 ○ …≪ 3 - 2 → 1 ≫…【1-0 → 1】
【 2 】 京 都(勝点35-1) 対 F東京(勝点36+2)
 ○ …≪ 0  - 2 → 2 ≫…【2-1 → 1】
【 3 】 千 葉(勝点22-14) 対 新 潟(勝点39+11)
 ★ …≪ 1 - 1 → 0 ≫…【0-1 → 2】
【 4 】 鹿 島(勝点50+16) 対 川 崎(勝点43+14)
 ★ …≪ 1 - 2 → 2 ≫…【  再ゲーム  】
【 5 】 名古屋(勝点35-2) 対  柏 (勝点25-17)
 ★ …≪ 1 - 1 → 0 ≫…【2-3 → 2】
【 6 】 広 島(勝点43+12) 対 横浜M(勝点31+6)
 ▲ …≪ 1 - 0 → 1 ≫…【3-2 → 1】
【 7 】 G大阪(勝点42+11) 対 神 戸(勝点32-5)
 ▲ …≪ 2 - 1 → 1 ≫…【3-2 → 1】
【 8 】 浦 和(勝点37-1) 対 山 形(勝点27-6)
 ☆ …≪ 1 - 1 → 0 ≫…【4-1 → 1】
【 9 】 大 分(勝点13-24) 対 磐 田(勝点32-9)
 ★ …≪ 0 - 1 → 2 ≫…【2-1 → 1】
【 10 】 水 戸(勝点67+10) 対 栃 木(勝点29-31)
 ○ …≪ 2 - 0 → 1 ≫…【0-2 → 2】
【 11 】 富 山(勝点52-3) 対 岐 阜(勝点51-7)
 ★ …≪ 1 - 1 → 0 ≫…【0-2 → 2】
【 12 】 熊 本(勝点40-15) 対 鳥 栖(勝点64+14)
 ○ …≪ 1 - 3 → 2 ≫…【2-1 → 1】
【 13 】 愛 媛(勝点39-19) 対 徳 島(勝点56+7)
 ★ …≪ 1 - 1 → 0 ≫…【0-1 → 2】
【外1】 甲 府(勝点75+26) 対 札 幌(勝点58+9)
 ★ …≪ 1 - 0 → 1 ≫…【2-1 → 1】
【外2】 岡 山(勝点32-29) 対 C大阪(勝点78+33)
 ○ …≪ 1 - 2 → 2 ≫…【1-3 → 2】
【外3】 東京V(勝点59+9) 対 草 津(勝点43-12)
 ○ …≪ 2 - 0 → 1 ≫…【2-1 → 1】
【外4】 湘 南(勝点75+26) 対 横浜C(勝点27-25)
 ★ …≪ 1 - 0 → 1 ≫…【1-0 → 1】
【外5】 福 岡(勝点43-24) 対 仙 台(勝点76+31)
 ◎ …≪ 0 - 2 → 2 ≫…【2-0 → 1】
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結果コラム≫ →は予想短評、=は結果コラム
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【 1 】→清水の油断心配、大宮の切返し決まれば…
=心配した油断がなかった清水の1-0順当勝ち。決定力の差が出た形といえ、カップ戦で敗退した清水にショックは全く見られなかった。大宮が攻勢を決めればと乱打戦予想したが見事に裏目に出たのがガッカリ…広島VS横浜M戦と読み違え!

【 2 】→京都の粘り次第ではF東京も苦戦しそう…
=F東京の苦戦は予想していたが、まさか追いついてから逃げ腰DFクリアミスが出るとは思ってもみなかった。結果2-1京都の勝利で見事に予想ハズレ。たしかに、ホーム京都に先制された時点でF東京得意のポカが出そうな雰囲気は感じられたが……F東京に安定感を求めた己のバカさにも呆れ、何より石川しか得点できないFW陣の不甲斐なさに呆れた!

【 3 】→千葉の果敢さ次第、新潟相手も接戦可能!
=千葉ホームでの頑張りを期待したのが間違い。無失点で終わるとは思ってなかったが、先に失点しては引分けなどできる訳がない。所詮オシム監督のおかげで一瞬脚光を浴びただけの選手の集まりを証明しただけ…今の新潟に引分けもできない以上、確定降格!

【 4 】→鹿島の決定力次第、川崎は勝たねば終わり
=鹿島の強さを支えているマルキーニョスの負傷はデカい。だが、このゲームに関しては、豪雨のため残り15分で1-3リードを「雨天ノーゲーム」とされた川崎に同情せざるを得ない…ノーゲームは分かるが、0-0からの再試合になるのでは「鹿島贔屓の裁定」と言われても仕方ない。ゲーム状況を考慮しても、再試合は残り15分1-3からが正当と思うが…(協会は判例のマネ?)

【 5 】→名古屋の攻撃に柏が引かなければ大穴も!
=不安的中で大穴発生。それでも2-3柏の勝ちにはビックリ。今の柏に3点も取る能力などないと思ってたからだ。たしかに近戦の名古屋は攻守に安定性がなく、最少得点による接戦か、乱打戦による接戦を繰り返していた。だが、それでもまさかの3失点にはガックリ…相手を舐めすぎ!ただ柏の攻撃連携が良化したのもたしかで、移籍したFWが足を引っ張ってたのだろうか?

【 6 】→広島の攻撃に横浜Mが対応できれば波乱!
=順当に波乱は起きずの結果3-2広島の勝ち。攻撃力の差はもちろん、決定力の差も歴然の内容。如何にカップ戦が中途半端なモノかを証明しただけ。過去、横浜Mにやられたチームは恥だと思うべき…ここが強いなんて言ってる解説者は不見識…プロなら弱小・番外は非難されて当然!

【 7 】→G大阪の中盤を潰せれば神戸に勝機あり!
=神戸に攻撃機会を潰させなかったG大阪3-2順当勝ちで予想的中。結果接戦とはいえ、乱打戦になってしまえばG大阪の決定力が上。いくら小技に長けても、所詮は枠内に蹴れない代表FWとアタマは良くても体格のない元代表CBが主体では第2の横浜Cみたいなもの…残留できそうなだけでもメッケモンだと自覚したほうが良い。

【 8 】→浦和の個人能力高いが連携なら山形上位!
=この予測は見事に大ハズレ…浦和は外国人選手を中心にFWから高原を外し、新しい攻撃連携重視の選手構成で臨んだ結果4-1完勝。こうなっては、所詮はDF連携で上回るだけの山形にはお手上げ。完勝に気を抜いた浦和に1点返すのがやっと…次節は浦和よりDF力ある清水戦。引分けにも相手の油断が必要で、何より負ければ一気に降格の道まっしぐらだ。

【 9 】→大分の心理次第、磐田なら力差少ないが…
=大分は、DFできない家長の先発外し、若手起用、地元九石ドームという環境がはまって2-1勝利を呼び込んだ。ようやく必死さが実を結んだ訳だが、結局は磐田だったのが最大の勝因。何にしても、来季はともに大幅なチーム再編を迫られるのは明白。大分は家長の放出、磐田はゴン引退、川口・駒野の放出が急務だろう…ネームバリューばっかりの選手を抱えていては百害あって一理なし!

【 10 】→水戸が受けて入らなければ負けない相手!
=一番恐れていたことを見事に実行した水戸の0-2負けに、ガックリを通り越して情けなさしか感じられない。たかがJ2の中堅チームが、胸を貸すような受身ゲームをするから無得点ゲームで負けるのだ。慢心するのはもうちょっと本当に強くなってからにして欲しい…懸命さのない選手がプロを名乗るな!

【 11 】→ともに切返しが鍵、流れ掴めるか否かで…
=互角と見たことに間違いはなかったが、結果的には流れを掴んだ岐阜0-2勝ち。ゲーム前の勝点・得失点は富山が上だったが、前節栃木に引分けたチームと湘南に引分けたチームの心理的勢いの差がそのまま出た形。つまるところ、J2の勝点3差などないようなものってこと!

【 12 】→熊本の攻勢に鳥栖がどう対応するかのみ!
=鳥栖の対応ミスが生んだ大穴ゲーム。熊本が2-1で勝てた要因は、一旦追いついた鳥栖の油断に加え、決めきれない攻撃陣に焦った選手投入のミスが重なったもの。九州ダービーにホーム・アウェイの区別なし…格差のあった静岡ダービーとは大違いだが、それでも負けちゃならないだろ鳥栖は…

【 13 】→愛媛の果敢さに注目、徳島は決定力が鍵!
=今の愛媛で1失点は上出来。ポイントは、徳島に無得点で凌がれたこと。ただし、こればかりは決定力の問題であり、運否天賦の0-1といえるだろう。また、何とか勝った徳島だが、まだまだ戦術面での甘さがあるのが課題。本来0-2で勝たねばならないゲーム展開だけに、課題克服が今後の発展の鍵。

【外1】→甲府負けられないが札幌の決定力次第で…
=負けられないより勝たねばという意識が甲府2-1勝利を呼び込んだゲーム。近戦好調だった札幌相手で、開始から気が抜けなかったのも幸い。「勝とうとする意識の強さ」が結果に反映するという好例のゲーム。

【外2】→岡山の連携力侮るとC大阪の苦戦必至も…
=首位から落ちたことが選手の闘志に火をつけた結果がC大阪1-3完勝を呼び込んだ。岡山にとっては対戦相手が悪かった形。本来の実力差が出ただけで、さほど悲観することはない。それよりも評価できるのは、1点返せたという結果を残せたこと…教訓と経験を積めたと思うべきだろう。

【外3】→東京Vの得点力に草津の切返しが注目か!
=現在絶不調同士の対戦で、結果2-1で東京V逆転勝ちとなった。だが、草津が先制したことでも分かるように、現状での力差はほとんどない内容であり、負けた草津も勝った東京Vも、まだまだ復調気配とは言い切れない…今回は選手層の差というのが妥当。

【外4】→湘南の連携力が鍵、横浜Cは若手に注目!
=ダービーマッチいっぱいの今節の中で、唯一見応えのあるダービーマッチとなった一戦。結果、土壇場で戦術力の差を見せた湘南の1-0勝ちとなったが、横浜Cも好調さを充分示した。やはり、選手のネームバリューなど何の役にも立たないことを証明してくれた横浜Cの選手起用に大納得…いい加減、老害であることに気付いて欲しいものだ!

【外5】→福岡のDF連携はまれば仙台の苦戦あり…
=この心配が見事に表れた一戦で、まさかの福岡2-0勝ちには驚愕。勝つためには何をすべきかはとうに知っているはずの仙台だけに、この敗戦は完全に相手を舐めた結果でしかない。過去何度も書いてきたが、「負けないゲーム」をするのと「勝つためのゲーム」をするのは根本的に意識の持ち方が違う…仙台選手全員の認識不足が露骨に表れた結果がこのていたらくとなった好例!
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総評・特筆
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特筆は、今週も鹿島の完敗ゲーム……それも、おかしな裁定のオマケつき。ただし、おそらく0-0再試合というのは変更されると思う…バカか、頑固でない限りは!(判例第一の裁判じゃあるまいに…)

結果コラムでも述べたが、たしかに鹿島マルキーニョスの負傷はデカい。攻撃の柱である彼が十全に働けない以上、攻守連携が自然と受け気味なってしまうからだ。そうでなければ、前節鹿島が大宮に3-1などという大敗を喫する訳がなく、このことからも、まだまだJリーグで勝ち負けを左右するのは外国人選手の活躍ということを証明している…周知のことではあるが…

今節全てのゲームに共通してるのは、個人技に長けたプロなのに、あまりにも連携優先のサッカーが日本人選手たちに染み着き過ぎていると思えたこと。また、それ以上にJリーグのDFは縦突破に極めて弱いと思えたこと。

特に、DFの縦突破に対する弱さは大問題である。運動量(=体力)だけでなく、反応力に問題があることを証明するからだ。

たしかに、この問題はどこの国でもDFの命題である。だが、ガーナ戦で見られたDF陣の後退スピードの遅さによる3失点などを見るに、受身になった時にボールを止めることを意識しすぎて足が止まり、結果緩急をつけられて振り切られているのを運動量(=体力)のせいにしているようでは本末転倒にしかならない。

百歩譲って、攻撃は直線的な動きしかできない選手でも良い。だが、FWに得点力のない日本にとって、DFにこそスピードと体力が必要である。決定力不足を悩むのは当然だが、まず梃入れしなければならないのは、肉体的に負けないDFの育成だろう。

つまり、第2の井原並みの身長・体重・接近DFのできる選手が必要だということ!

私は、もうそろそろFWでは活躍が期待できない選手をコンバートしても良いと思う。動きはさておき、身長だけならF東京(平山)・新潟(矢野)・千葉(巻)など、候補になる選手が山ほどいるのだから…体力負けしている宮本レベルでは世界どころかアジアでも通用しない時代なのだから。(DFがオーバーヘッドキックで話題になるなど愚の骨頂…)

また同時に、FWの選択方法も改めるべきだろう。

日本の決定力不足の原因は、つまるところFW個人が枠内に蹴れないというものである。ならば、いかに枠内に入れているかを重視して選ぶべきなのだ。

第一、FWにDF役を期待するのがそもそもの間違いであり、如何に攻撃に専念させられるかが勝敗の鍵なのは、誰もが理解することである。ならば、いくら代表に選んでも枠にも蹴れない選手は早々に見切るべきであり、どんどん新しい選手・登録ポジションの変更を進めるべきだ。

いくら海外に行っても、試合に出れないと帰ってきた選手をありがたがる必要は毛ほどもない…神戸(大久保)しかり、浦和(高原)しかりだ…特に世界には通用しない高さだけのFW選手はさっさとDFに回し、ワンタッチでゴールできる選手であれば、たとえFWじゃなくてもどんどん起用するべきだと明言する!

広島の佐藤や東京Vの大黒、稲本のトップ下起用、松井大輔のFW起用など選択肢は色々あるはず。何しろ今のままでは、FWと呼べるのは岡崎一人しかいないのだから…!
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2009年8月25日 (火)

ブエナビスタ凱旋門賞断念コラム

ディープスカイよりはマシだけど?!

ブエナビスタが凱旋門賞断念を発表した……いち競馬ファンとしてはひじょーに残念でならない。

しかし、競走馬として、また日本競馬の盛り上がりという面に関しては『 止めてくれて良かった! 』という思いがあるのも否めない。

確かに「 夢 」のある挑戦であるし、推測ではあるが「 もしかしたら… 」の可能性も過去の挑戦馬の中で一番高い馬だと思う。

だが、冷静に考えてみると、断念して国内競馬に専念することの方がリスクも少なく馬のためにもなるのは周知の話であり、凱旋門賞挑戦をブチ上げたことの方がそもそも異例なのだ。

札幌記念において、試走としてはこれ以上ないレースをした感のあるブエナビスタだが、生産牧場・馬主権利を持つ吉田氏の判断は実に賢明な選択だろう。

とはいえ、やはり感情的に釈然としない部分が残ってしまう……

軽量で臨める3才牝馬の挑戦だけに外的要素からも好走してくれそうだったし、まして、古馬初対戦だった札幌記念でムチ使わずの少差2着で、好走の可能性をいっそう高めてくれたからだ。

それだけに、いくら馬体に成長分が診られないからとムザムザ取りやめるのは大変惜しい気がしてならない。言うなれば、「 華 」より「 実 」を取った判断に対し、大人の計算高さを見せられた感がある。

しかしながら、吉田氏の判断は全く以って正しいモノである……思うに、20年前ならともかく、今の凱旋門賞にアメリカ系産駒に属する日本の馬が固執する必要はないだろう。

確かに凱旋門賞は名誉あるレースである。だが、過去の結果が示すように、ヨーロッパ産駒でなければ勝てないという現在の観点からすれば極めて異常なレースであり、日本側からすれば排他的要素がこれほど強いレースもない。

悪い言い方をすれば、単なる「 ヨーロッパを代表する歴史あるレース 」というだけで、華も実もあるレースということなら、凱旋門賞よりブリーダーズカップの方がはるかにレースとしての価値が高いだろう。

ローテーション上の不利に加え、完全アウェイの排他的レース……まして、今回のブエナビスタのように現地のレースを経験させないぶっつけ本番で臨むつもりだった馬では、前に3着プラス失格まで喰らったディープインパクトの二の舞を演じに行くようなモノ。

明治時代じゃあるまいに、今時そんなレースをありがたがる必要はない。

日本では相撲が、中東ではハンドボールがその好例であるように、ヨーロッパにおいては凱旋門賞とF1がその代表格といえる。

どっかのマスコミだけが「 カーレースの最高峰…F1 」などと持ち上げているだけで、現実的にはアジア・アメリカ圏で誰もF1のことなど話題にもしない。

そもそも、引退したレーサーが大金を積まれて復帰させられたのを見ても分かるように、ようするに、排他的要素、あるいは身贔屓ミエミエの物事をありがたがる人間の方が可笑しいのだ。

ともあれ、ブエナビスタが現地のレースを使わなかった時点で挑戦を断念する予感はあったが、それが現実になったことは本当に残念である。それでも、ブエナビスタ自身の評価が下がる訳ではないのが救いといえるだろう。

2年連続ダービージョッキーとなった四位騎手には酷な話だが、ディープスカイの土曜日引退というのはあまりにも凋落がひどすぎるだろう。

これに比べれば、ブエナビスタの断念話など数百倍マシだ!

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2009年7月11日 (土)

野球コラム…松井秀樹選手に送る言葉

ヤンキースは今年限りでもメジャーから離れるな!

来年以降、日本球界への復帰が囁かれている松井秀樹選手…だが正直なところ、戻ってきて欲しくないというのが私の本音である

…なぜなら、松井秀樹選手は別にメジャーリーグで通用してない訳ではなく、単に現在のヤンキースというチーム戦力( …この場合、ヤンキース打線の中における松井秀樹という選手カラー )と合ってないだけだからだ。

特に今年はイチローの大活躍もあり、ただでさえダブル松井はもちろん、福留やその他の選手たちとの差が目立ち活躍してないように見られているだけ。誰もが知っている通り、そもそもイチローとその他の選手とは持ち味( =選手カラー )が違うのだ。

打撃に関して言えば、イチローはその他の日本人野手にない「広い打撃ゾーン」を持っており、それをより活かせる「脚」と「瞬発力」を備えている。だが、その他の選手はイチローほど広い打撃ゾーンを持っていない。だからこそ、いくら肉体的に外人選手に見劣りしない松井秀樹選手であっても、日本よりあきらかにストライクゾーンが広いメジャーリーグにおいて打率が落ちるのは必然なのである。

そんな中、今年の松井秀樹選手はケガによる影響もあってか、選球を重視するあまり積極的な打撃をしていなかった。ただでさえケガによって打撃力しか望まれないプレッシャーがある中で積極性のないバッターが良い結果を残せるはずはない。当然ながら打席数は減らされ成績も伸びない。

これはカブスの福留選手も同様で、ともに投球に対する対応力があるはずなのに選球に意識が働きすぎて逆に自分を追い詰める状況なっている…と、私には見えるのだ。

ようやく最近になって松井秀樹選手は吹っ切れた打撃( …迷わず振ること )ができるようになったが、福留選手はWBCの時と同じくいまだに吹っ切れてない。ここまで意識が変わってないということは、福留選手の方が心理的には重症かもしれない。毎度ゲームに出ている分カブスの中心選手として活躍しているように見えるが、本来2割台をウロウロするような選手ではないはずだから。( …1年目の新庄選手くらい「お気楽に見える積極性」で打席に立った方がメジャーには合う…ただし、実力がなければ次年度にはメッキが剥げるけど!

周知の通り、ベースボールと野球には大きな文化的差異( =違い )がある

…ベースボールは、打者が投手の球をどう打つかが重視されている。だが野球は、相手投手をどう切り崩すかを第一としている。つまり、ベースボールは根本的に対決重視・選手技量重視であり、野球は組織力・戦略重視であるということで、その分ベースボールでは打撃における選手の積極性が大切になってくる訳だ。

本来、体力的に劣るアジアの野球が戦略重視になるのは当然だが、それでもやはり肉体的な差は大きい。近年ようやく体力差がなくなってきたためにWBCなどでアジアの野球が好結果を残せるようになったが、それもこの長い戦略重視の野球文化の下地があり、かつ技量の差も僅かとなり、また体力的にも接近してきたからこそ勝てるようになったのだ。( …北京オリンピックのような型に嵌った固執采配をしなければの話…仮にWBCのメンバーでも勝てなかったと言い切れる!

選手の質の面で求められる仕事が違っているケガの岩村選手や松井稼頭央選手は仕方ないが、福留選手と松井秀樹選手はもっと積極的に打ちに行く姿勢を取り戻せれば好結果が残せない打者ではない…そもそも雑な選球眼や打撃をする選手ではないのだ。

仮にこのまま来年を迎え、もしも松井秀樹選手が日本野球に戻ってきたとしてもおそらく良い成績は残せないだろう。いくら飛ぶボール・打者有利のストライクゾーンであっても、他の元メジャーリーガーがそうであるようにボロボロの身体で戻ってきた選手が活躍できるほど日本野球は甘くないからだ。

まして、ただでさえWBCに参加できず、日本球界での貢献度もイチローとは格段の差がついてしまった出戻り選手では、相手投手に昔ほどの怖さは与えられない。その上ケガ持ちであるからには今の日本の投手力・技術からも打たれてたまるかの投球をされれば期待ほどの結果を残せなくて当然だ。

それでは結局「尻つぼみの野球人生」になってしまい、どこぞの野球解説者程度と同レベルに扱われてしまう。そうなっては松井秀樹という選手の価値が誤って伝えられてしまうことになりかねない。それが惜しいのだ。

松井秀樹選手はまだまだ充分メジャーリーグで通用できる素材である…それは、ここまで最高峰の野球レベル・チームに在籍できたことでも証明されている。野茂選手がそうであったように1分1秒でも高いレベルで野球を続けて欲しい。

日本に戻ってくるのは是非とも止めて欲しい…周囲のためにも、また何より自分のためにもだ!!

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2009年5月 7日 (木)

競馬コラム…2009.05.07

競馬新聞に言いたい事!

競馬の予想に「展開」を加味したのは(故)大川慶次郎氏だった!

「競馬の神様」と呼ばれた同氏だが、私が競馬に興味を示し始めた頃には、すでこの敬称は代議士を先生と呼ぶ感覚と同じ程度でしかなった。( …おそらく、大半の競馬ファンが覚えているのは有馬記念の『 ライアン!ライアン! 』の叫び声でしかないだろう! )

同氏が全レース的中( パーフェクト )を何度も果たした頃と今の競馬予想は完全に別のモノになっているのは誰もが分かるだろう…それでなくても、馬券の中心が単勝・枠連しかなかった時代ではないのだから。

とは言え、いくら馬券種類が限定されていた時代でもパーフェクは偉業の成果であり、同氏の名声を過小評価するのは早計である。それよりも、同氏の競馬予想の根本となっていた「パドックでの体調確認=相馬眼」や「騎手の技量評価と馬の脚質評価」をもっと賞賛すべきだろう。

ここで、大川氏のことを引き合いに出したのには訳がある。同氏が競馬新聞社の関係者だったから…

…最近、競馬新聞( 専門紙・スポーツ紙全て )でどうしても腑に落ちない・納得できない予想が一つだけある…それは調教タイムのみを重視して「好調教馬を推奨する予想」である。( …大川氏はパドック状態での相馬眼を重視した人であり、調教の良し悪しで予想はしなかった。プロの調教に第3者が判断を付けるなど土台不可能であり、さすが大川氏は道理に適った人だった! )

これが通用するのは新馬戦くらいしかなく、しかも、せいぜい有効なのは1200m以下の短距離戦でしかない。それでさえ、血統・枠順・展開・馬の気性などで大きく結果が変わってしまうのだ。

そもそも、年中馬に触れている担当厩務員や調教師でさえ、明確に馬の能力の限界を知ってはいない。馬主から預託されている大事な馬を限界まで、またはそれ以上に鍛え上げることなどほとんど不可能だからだ。

私の知る限り、それを行なったのは関西に坂路が導入された時の(故)戸山調教師=現森調教師くらいで、彼らでさえ馬の故障覚悟で実験的に行なったの過ぎないのだ。だから、本来単に心肺機能の強い馬でしかなかったミホノブルボンが名馬になれたのだ。

なのに、巷の競馬新聞はいまだに調教タイムで紙面を埋め、本音を語らない関係者のコメントを載せているのが納得できない。これでは「予想紙」ではなく、まるでタイム分析やコメント予想に頼る一般ファン用の単なるデータ表でしかない。

そんなモノに毎度毎度1部450円もかけて専門紙を買う人が増えるハズもなく、とどのつまり、あてにされなくなるのは当然だろう。だったら、毎週競馬を楽しむ人なら、月々1000円程度でJRA・VANに加入した方が得策だろうし、たまに競馬を楽しむ人なら、一般スポ-ツ紙を見れば充分だろう。

では、何が予想に必要な真の調教材料になるのか?…これを考えた時に、今ある新聞の形態を基調にした場合、私は以下の2項目の変更・改善点を提言したい。

…調教欄では、該当馬が過去に出した最高調教タイムを表記すること。もちろんそこには誰が乗り、どのコースで追われ、どんな馬場状態だったかが明記していなければならない……軽量の騎手と重量ある担当助手との違いも分かるし、出走馬同士の限界値の比較ができるし、過去の走破タイムとの比較でやる気や勝負度合を測れるからだ。また、これ以上の活用方法は調教欄にはないだろうし…

…今は前回の直前調教が調教欄の上部に載っている形が多いが、これなど何の役にも立たないのは明白だ。何しろ、大方の競馬ファンだけでなく、プロの予想家でさえ、結果解説に用いようともしないのだ。つまり、調教タイムで優劣を判断するなど、これ以上ない危険なモノであるのを証明しているのだ。( …何より、プロと呼ばれるトラックマンでも外見から馬の状態・調子を評価できる者など誰一人いない!…これができたら世界に通用する超一流調教師になれる! )

…勝負が懸かっている調教師や担当厩務員が本音を語らないのは当然。したがって、コメント欄として必要なことは、どんなレースを馬にさせるかを公言したモノだけを記載するしかない。つまるところ、究極コメント欄は不要になるだろう…大事な戦術を公開するような厩舎がある訳ないからだ。

…現在の騎手では、中舘騎手のみが常に先行競馬をするだけで、騎手自身が特徴ある騎乗をする者がいなくなった。これでは、騎手による展開予想は全くできない訳で、各馬のそれまでの脚質でレース展開を予想するしかない。したがって、ある程度レース数をこなさなければ脚質など判断できない。

そもそも脚質とは馬自身の気性や調子により作られるモノで、例えばスピード性能に優る有力馬の前を暴走覚悟で逃げた馬がいた場合、有力馬が勝った時の脚質は先行と表記される。実際には逃げと変わらないのに「抑えも効く」と誤認してしまうだろう。つまり、本来同一であるはずの脚質と馬の気性が別モノと表記されるのが問題なのだ。

この好例が今年のリーチザクラウンだろう……初めてのレースでとまどった可能性もあるが、小牧太騎手が中団に控えてレースを進め、最後はアンライバルドに届かなかったもののブエナビスタには先着した。これはおそらく、同馬は単なる逃げ馬ではなく、小牧太騎手以降に乗った騎手が競馬を覚えさせられずに今の状況になったのが推察できる…

…きさらぎ賞を勝つほどの期待馬だったが、新馬戦という一番大事なレースで学びかけた「折り合い」を、それ以降の騎手が厩舎事情から勝ちを意識しすぎて今の気性にしてしまったということだ。

これが皐月賞での惨敗につながった訳で、そもそも騎手をコロコロ変えている馬は強くないことの証明でもある。( …今年の場合、この逆がトライアンフマーチ。ただし、この馬は元々強い馬ではない。本当に強ければ、今JRAで一番の調教師がデビューから武幸くんなど乗せるものか! )

例えはさておき、上記1・2項目が競馬新聞に改訂をお願いしたい!

とは言え、私個人的には別に誰がどんな予想をしようとも一向に気にしてはいない。ただ、曖昧この上ない調教タイムを予想の軸にしている予想家がいるのが信じられなかったのだ。( …始終個々の馬を見ている訳じゃないのに、単に調教タイムの良し悪しで馬同士を比較するなどおかしなことだし、何より、調教師の調教にケチをつけているようなものだから! )

私自身は、できれば新しく変わった予想が出てくれば面白いと思っている。「サイン読み」も面白いし、「タイム指数」も外面的には説得力はあるし、「血統統計予想」も距離性の参考くらいにはなるだろう。あてにはならないが、それぞれ特徴あるモノだし、何より知識的に競馬が楽しめるから!

だが、『では、不良血馬や距離不適正馬・低タイム持ち馬の好走はどう説明するの?』と言われた時、これら世間一般の実績で評価した普通の予想では説明がつかない。それが内心悔しくてならない!( …皐月賞のロジユニなどはその最たる例! )

競馬をコラムする者として、私はそんな馬たちの激走・凡走にも必ず理由があると思っている……この点は、「サイン読み」の本家本元元祖である高本氏と思いを一つにする者である。

でも、私には「現在主流のサイン読み」はできない!!…だって、いま巷に流布している「サイン読み」は、良くて別のレースの出目の反映だとか、レース開催時に世間で話題になってることとくっ付けたものしかないからだ。それでは、競馬予想の根本である「競走」の観点から大きく外れてしまっているからだ。

現代「競走」は科学が発達し、理由の付けられない激走・凡走はなくなっている。しかし、それでも強いものが敗れるから面白いのだが、根本的には勝つ理由・敗れる理由があるからこそ「競走」は成立しているのである。逆に言えば、「競走」だからこそ理由の付かない勝ち負けはないハズなのだ!

…その点では、いまだに理由の付けられないロジユニヴァースが心配でならない!!なぜなら、それは管理者の無能を晒しているようなモノだから。プロの調教師にそんなことがある訳がない!

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2009年5月 2日 (土)

競馬コラム…2009.05.02

ブエナビスタの凱旋門賞登録に思うこと

今秋に行なわれる凱旋門賞にブエナビスタが登録したという……

果たして本気か否かは現状では不確定な話ではあるが、【 3才牝馬には頗る恵まれた斤量で実施されている欧州最高峰レース 】であるだけに、絶好調で臨めるなら奇跡の期待も高まる何とも夢のある話題である!

…とは言え、やはり現実に考えるなら「 5位入線でも上出来 」であるのは否めない。

今さらながらの解説になるが、【 アメリカ産駒でさえ勝ってない欧州競馬界の象徴的レース 】であり、ある意味「F1」で勝つことより数千倍困難な状況で戦わされることになるからだ!

ディープインパクトが3位入線( 後に失格 )、エルコンドルパサーが奇跡の2位入線( それも蛯名くんで……エルコンドルパサーは本当に強かった!…せめて的場だったら… )した凱旋門賞……

もしも実際にブエナビスタが挑戦することになった場合、何より大事なことがある。それは、本番前に必ず「 実際のレースによる実地経験 」を積ませて欲しいことだ!

…エルコンドルパサーが好走できた要因は多々あるだろうが、馬にとっても騎手とっても最も大きかったのは「 先乗りして現状のコースを経験していたこと 」に尽きる!

確かに実際のレースでも恵まれた点はある。他の欧州馬主・調教師たちが『 トライアル2着とはいえ、所詮はアメリカ産駒のジャパン育成馬。しかも、鞍上は大したことない…だったら欧州馬が負けることはないだろ! 』と多寡を括ってくれたおかげで、比較的スムーズに逃げ手が打てたこともある。

ただ、後になって誰もが惜しんだことだが、『 もしもあの時、鞍上が武豊や本当のお手馬騎手である的場だったら… 』…きっと、あのアタマ差は逆になっていただろうと!!

…この時の危うかった教訓があるから、ディープインパクトは見事な欧州馬の包囲網に架けられて敗れてしまったと言える。その裏付けが、他の欧州有力馬たちも尽く消え、軽量とはいえども人気薄だった牝馬レイルリンクに漁夫の利をさらわれてしまったのだろう。

しかも、ディープインパクトは宝塚記念からの直行という【 人馬ともにレースによる実地未経験で臨んでしまった 】のが痛かったし、何より勿体なかった……慣れない先行競馬を課せられたことでそれが分かるから!

競走馬の移動環境が如何に迅速になっているとはいえ、まだまだ日本産駒がブッツケで勝てるほど海外レースは甘くない。ましてや、ダビスタでも滅多に出れない凱旋門賞である……

先乗りして現況の馬場に慣れさせるくらいの【 余裕あるローテーションで臨まないでは参加するだけ終わってしまうのが関の山 】だろう!

ぜひぜひ、オークス以降に思い切った早期渡欧を進言したい!

…実地戦を使わなかった?使えなかった?ディープインパクイト級の馬でようやく3着、あるいは少差の3着だったと見れば、ブエナビスタがディープインパクト級に至ってないとしても、実地経験を積ませることで少なくとも軽量を活かせる可能性があり、チャンスがないとは言い切れないハズ!…人気薄だったレイルリンクが飛び込んで来れるのだから……

とりあえず、オークスはしっかり脚を測って勝って欲しい。仮に後続に1秒差をつけて勝ったとしても、そこにあるのは単に「 日本の3才牝馬との差 」でしかない。いくらでも力差を見せられるならば、逆に力をセーブして勝てるはずだ!…シンボリルドルフがそうであったように…!

牝馬3冠など捨てるくらいの覚悟で臨んでこそ好結果が得られるのではないのか??…と、馬主さんには酷なことかもしれないが、こう思わざるを得ない「大きな夢のある話題」だろう!!

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2009年4月 5日 (日)

競馬コラム 2009.4.5

若手騎手戦で見出せた事

本日第4レースにおいて開催された「若手騎手戦」を見て気づいたことがある。それは、良い手応えで直線に入ってきた数頭の馬が見事に伸びなかったことである。

よくあることと思われる方もいるだろうが、実際にはレース中間で脚を使っておらず、持ったままの手応えで回ってきた馬がタレる例は滅多にない。スタート時に脚を使っていたり、最初から追走に目一杯の馬は別だが……中でも一番に目に付いたのが大江原くん騎乗の5番カシマパヒューム(畠山重厩舎)であった。

同馬は4コーナーから絶好の手応えで先行馬群に取り付いたのだが、いざ騎手が追い出すと一旦交わした馬にまでどんどん抜き返されてしまったのだ。

その中には4コーナーで一旦交わした田中博くん騎乗の同枠6番ナムラカクレイもいて、同馬はその後脚を伸ばして2着に入ってしまった。

確かにカシマパヒューム自体成績の悪い馬であり、しかも厩舎も最低レベルなのだが、それでも乗り方自体はほぼ完璧で大江原くんに一切ミスはなかった。それでも追って伸びなかった…

よく「ヤラセ」などと表現される出来事であれば、「大江原くんが追っているフリ」をしたことになるのだが、一見した時にはそんな様子は微塵も見られなかった……それ以前に、大江原くんが「追ってるフリ」ができるほど上手い訳がないと思っていた。

ところが、何度か見直しているうちに、なぜ伸びなかったのかが見えてしまった。それは彼の騎乗フォームに問題があったことに気が付いたのだ……追い出す時に膝が曲がりすぎて、馬の背中に騎手の上体が重なるほどになっていたのだ。

モンキー乗りで膝が低くなりすぎると、自然騎手の体重がストレートに馬に乗っかる形になり、騎手の過重がモロに馬の負担になってしまう。騎手には危険だが、スピードを落とさず馬の負担を軽減しながら乗るのがモンキー乗りの常識。馬にへばりつく形になると、手綱を押し出す「追いの形」ではなく、単に手綱を緩めただけになってしまう……つまりは、これこそが「追っているフリ」なのだと気付かされた訳だ!

いくら軽量でも馬は400kg以上ある生き物であり、手応えを残して直線に入ってきて伸びなくなるなど通常ありえない。だが、この「緩め追い」なら伸びないのも理解できる。単に手綱を緩めただけなら、馬はその習性から隣りの馬に並びかけるように走るだけになってしまうからだ。

ということは、今の競馬学校上がりの騎手全員がこの体制で追う形になっている以上、指導の段階でしつけられたモノなのは明瞭であり、つまるところ、これが土壇場の直線における「引きの技=負け方の乗り方」ということになる。大江原くんがこれができたということは、騎乗数の少ない新人騎手でも基本的に彼ら全てが下手という訳ではないことを示した訳で、少なくとも馬の力で逃げ・先行しかできない騎手よりは遥かに技量はあることになる。

本当にもったいないのは、これだけ技量があるのにどうして親の厩舎に所属したかである。小○太○くん・郷○くんのように本当に「中途半端にヘタクソ」なら仕方ないだろうが、「追うフリ」ができるなら技量を磨くために絶対に外厩に所属させるべきだったろう。

徳○くんのようにそんなに下手とは思えなかったのに、親の因果で割を喰った形ならいざ知らず、せっかく腕を上げる能力があるのに潰してしまうのは本当にもったいない。

平等にチャンスを与えろとまでは言わない( …そんなことはどんな社会でも不可能だから )が、せめて技量を伸ばせる機会を与えてやることは後見人たる厩舎の務めではないだろうか!

三浦くんだけが異常に恵まれた状況になって、早速天狗に成りかけているのが取り沙汰されているが、そんな茶番は福○くんだけで沢山である。第一、武豊騎手でさえ世界に行ったら好位すら取れないのが日本の騎手レベルなのだ。

…「競馬」に関して国際1等国( JPN )になった日本だが、騎手に関してはまだまだ変な派閥と教育が成されている事に気付かされた若手騎手戦でならない…のだが?!果てさて?!

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2009年4月 3日 (金)

2009年選抜高校野球 決勝戦コラム

最高の舞台を見るたびに思うこと!

長崎清峰高校が「1-0」で初優勝した今年の選抜大会……

最終的には今大会No.1右腕と評されていた清峰の今村くん対No.1左腕の花巻東のエース菊池くんの対決となり、「春は個人の投手力」を露骨に証明した形である!

この両投手は、間違いなくプロに行けるレベルにある…どうか、ケガなどしないことを祈るばかりである。

好投手対決の勝敗を分けるのは結局のところ「打力・ミスの有無」である…

さきに言っておくが、ここでのコラムは監督采配の好悪を批難するものではないし、選手のミスを批難するものでもない…あくまで、勝敗のポイントとなったシーンが何を今後に伝えるかを考慮したものである。

守備でのエラーは何とかカバーしていた花巻東だったが、ポイントだったのは、数少ない攻撃でのチャンスで犯したミス(=賭けに負けた)であった。それはもちろん「8回ウラ・3塁盗塁アウト」のことである!

問題なのは、あれが「監督のサイン」だったのか、それとも「ランナーの単独スチール」だったのかにある…なぜなら、このワンプレーをどんな意識で行なったのかで今後の花巻東というチームが大成するか否かが判断できるからだ!

あの盗塁アウトが「監督のサイン」だった場合、今回の敗戦に関してはひじょうに悔やまれるポイントとなる。なぜなら、それは監督の状況認識能力の低さ(=経験・勉強不足)を如実に顕したことになり、采配ミスによる敗戦となるからだ。ただし、監督の経験値を上げるためにはこれほど大きな教訓(=悔悟)はなく、同監督を擁する限り、今後も花巻東は有力校として県内に君臨することができるだろう。

しかし、あの3盗が「ランナーの単独スチール」だった場合、今回の敗戦においては、点差は1点でも「永遠に追いつけない1点差ゲーム」という実力差を顕したモノとなる。なぜなら、ムリをすべき場面ではないのに、キャッチャーが3塁に送球しやすい左バッターの時に盗塁を試みたというのは、選手が状況判断が出来てないことになるからだ。したがって、投手力頼みの貧打線のチームということであり、今後も強いチームでいられることにつながらないからだ。

あくまで私見であるが、私はあの3盗を「監督のサイン」=ストライク・エンドラン、あるいはバッターのエンドラン見落としだったのではと思っている…2塁ランナーのスタートが3塁を盗む気持ちで走り出してないと見えたからだ。

おそらく野球経験者でも勘違いするかもしれないが、もし、バッターのエンドラン見落としだった場合、誰もが見落とした選手のミスを責める気持ちになるだろう。しかし根本は、同点のチャンスを焦ってエンドランを指示した監督のミスであり、あの場面でランナーを動かした監督の経験の浅さ、相手投手の動揺を見抜けなかったことの露呈でしかない。

…とはいえ、これはあくまで私見であり、真実は分からない……ただ、心理的に後手に回っていると感じた中で選手を動かそうとした監督の気持ちも分かるし、得点を焦って不利な状況で走ってしまったランナーの気持ちも分かる。

ただし点差が1点である以上、真実はどちらでも、接戦を取りこぼした敗因はすべて監督が背負わねばならない……選手の意識を高め、導くのが監督の仕事である反面、選手を自分の指揮下で動かせるのが監督の特権だからだ。もちろん、全選手の意識が監督の采配力や存在を認めていなければ話にならないが、監督が全責任を背負ってこそチームにとって良いつながりが生まれるのは間違いない。

しかしながら、甲子園での野球を見るたびに「夢を掴むには、何をすべきか」を考えさせられてしまう……

私も高校時代野球をやったが、厳しい練習に追われる毎日で、指導者たる監督の練習の意図がどこにあるのか分からなかった。それどころか、監督を信頼する意識すら生じていなかった。失敗すれば自分の責任、成功して当然のような中でプレーしていたが、結局は、出てない選手たちを気遣うレギュラーなど一人もいなかったようなチームになってしまっていた…本当にクズ的発想の中で野球をし、徒労だらけの野球生活だった。

特に私の一つ上の先輩たちの意識は低く、そのくせ人数ばかりが多かったため、選手の中に「上手い奴だけが野球をやれば良い」という悪習が幅を利かせるようになってしまった。

これが江川投手くらいスゴイ選手がいればまだ救いもあったろうが、こんな意識では良い結果も残らないのは当然だし、結局はきついだけで実のない野球生活でしかなかった。もちろん、そんな悪習ばかりが残った野球部に良い将来が待っている訳もなく、卒業後10年たった母校は、県内最高のバカ学校にまで落ち込んでしまっただけでなく、部員もほとんどいなくなる状況にまで落ち込んでしまった……現在はいくらかマシになったようだが、当時は学校名をいうだけで県内で笑われたほどだった。

まるで、『井の中の蛙、大海を知らず…』を画に書いたようなモノだ…本当なら『されど、空の青さを知る』って続く、良いことわざなんだけどね!

バカはバカなりに努力しないといけないのに、結果だけで人を判断する人間しかいなくなってしまったからおかしくなった。レベルの低い差別思考など後継に悪影響を残すという好例だろう。

…仕舞いがイマイチですいませんが、金持ちになったから、結婚してるから、だから「勝ち組」だとか言ってるような愚かな発想に囚われない人間になって欲しい…

…でも一体、誰が「勝ち組・負け組」などというバカな言葉を流行らせたのかと、いつも苦々しく思っている…「勝ち組・負け組」なんて、一時の結果判断に囚われた人間が行なう「人生に対する最大の侮辱」でしかないのにね!

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2009年3月24日 (火)

WBCコラム…韓国スゴイ!

素晴らしい精神力に脱帽

WBC決勝…結果延長10回表にイチローの2点タイムリーで突き放した日本が大会2連覇を達成した!

ゲームは、初回から選手層・力に優る日本が主導権を取った…

初回、不調を懸念されたイチローがヒットでチャンスメイクするも、今大会日本に2度の敗戦を浴びせた韓国先発「奉重根」( ボン・ジュングン )が無得点に抑えた……ただし、日本も初回に28球も投げさせたのは上々で、結果3回に先制点を取ることにつながった。

とはいえ、打たれながらもしっかり要所は抑えられ、簡単に日本に流れを渡さない。

また、5回ノーアウト1・3塁のピンチで、先発「奉重根」をリリーフした2番手の「鄭現旭」( チョン・ヒョンウク )の好投には特に驚かされた。

小さく変化する球を投げているのは見て分かったが、単にそれだけでは、先制タイムリーを打っている巧打の小笠原を、失点必至の場面で三球三振にはできないはず…彼の好リリーフが5回の同点ホームランを呼び込んだといえるだろう。

対する日本先発の岩隈も完璧なピッチング……5回にソロホームランで1点、8回には犠牲フライで1点は失ったものの、7回2/3を2失点、球数制限の100球以内で収めるという内容で、結果的に日本に勝利を呼び込む最大の要因を作った。

3-2、日本の1点リードで迎えた9回裏、日本は準決勝のアメリカ戦でストッパー役を果たしたダルビッシュを送って逃げ切りを図った。だが、ここから韓国の粘り強さが発揮された…

相変わらずストレートには威力のあるダルビッシュだが、打たせられない最終局面での城島は、相手の打ち気をかわすスライダーを多投させた。ところが、今大会では立ち上がりの変化球のコントロールに難のあるダルビッシュは、ツーアウトは取ったものの2つのフォアボールを出し、結果同点タイムリーを浴びるという誤算のピッチングとなった。

城島のリードにも問題ありで、本質的に球威で抑える日本のエースを上手く生かせなかったのもあるが、高校時代もそうだったようにダルビッシュは競ったゲームのここ一番に対する精神力がまだ弱い。

しかしながら、今回はダルビッシュの制球力よりも、1点ビハインドの土壇場で次へつなげようと必死にボールを選んで同点タイムリーを呼び込んだ「韓国打線・選手たちの精神力の高さ」を褒めねばならない。

また、全選手を使い切るほどしっかり選手の力量を把握した韓国ベンチの采配力の高さも誉められるだろう……立場が逆だったら、おそらく日本は同点にできなかっただろうから!

結果敗れはしたものの、韓国のゲーム運びの上手さ、適材適所に選手を配置するベンチワークの巧みさ、そして、土壇場での粘りを生み出す個々の選手たちの与えられた役割をきっちりこなす技量の高さに脱帽した!

今回の日本は、イチロー・岩村・城島・福留・松阪といったメジャー選手を多数擁していただけでなく、北京オリンピックの不様なベンチワークを踏まえて臨んでおり、2次予選を突破した時点で連覇の可能性は充分に大きかった。

その日本に唯一敗戦を浴びせただけでなく、土壇場で追いつくという精神力の高さまで見せてくれた韓国野球の底力と凄さにあらためて感心させられた!

選手すらも述べているように、【 同じチームと5回も対戦するシステムのおかしさ 】はあったが、これだけアジア野球のレベルが高ければ『 せめて日韓どちらかが潰し合いで消えてくれれば… 』と、今回のおかしなブロック分けをアメリカ主導のWBCが取っても仕方ない……なにせ、露骨に勝つつもりならタッチアップをアウトに、ホームランをツーベースにできるのだから。おまけにそれだけの誤審した審判がなぜその後メジャーの審判に昇格しちゃうんだ?普通ありえない人事だろ!

しかし、そんな腐れアメリカ至上主義の思惑を見事にぶっ潰した日韓両国の結果に私は最高の痛快感を覚えずにはいられない!…このシステムに反発して、今大会を見なかったコメンテイターもいたそうだが、それこそ「 もったいないことしたなぁ… 」と言いたいほど!

ずっと述べ続けてきたことだが、【 アジアの野球は強い!中でも日本と韓国は抜けて強い! 】のである。これは誰もが分かっていることだろう。だが、それなのにその片鱗すら見せられなかった北京オリンピックにおける日本チームの不様な敗戦が許せなかった。だが、今回のWBC連覇でそれを証明してくれたことがなにより嬉しくてならない。

野球だけにかぎらず、選手とベンチの気持ちが一つになっていれば、監督など大した采配などしなくても勝てるのが団体スポーツの面白さである。しかし、思い込みしかない指揮官による采配や自己意識の再考を練らない指揮官による采配で負けるのも団体スポーツなのである…これがしっかり証明された第2回WBCで良かった!

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